
サイトロンジャパンの「MAKSY60(マクシー60)」。
望遠鏡に初めて触れる人に、おすすめのキットです。
付属のスマートフォンアダプターで、月などの天体写真を簡単に撮影することができます。
ここでは、使用のちょっとしたコツと実際の見え感をご紹介します。
とっても簡単なので、「月がきれいだな」と思った素敵な気持ちをぜひ身近な人にシェアしてみて下さい!
軽量・コンパクト
MAKSY60(マクシー60)は、
片手でひょいと持てるので、持ち運びが簡単です。
組み立ては、
①脚をつけて
②覗く側のレンズをはめる
それだけです。
何の道具も必要ありません。
時間は、3分あれば充分!
公園に持っていって、観測してみましょう。

明るいうちに、ピント合わせと導入の練習
都内の公園にやってきました。
明るい都内でも、目で見える対象は観測できます。
空の広い範囲が見えたほうが、対象が建物などの物陰に隠れにくく、長時間観測を楽しむことができます。
はじめて望遠鏡に触れる場合は、明るいうちに練習しておくのがおすすめです。
導入という言葉になじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、「対象を視野に入れること」を言います。

実際の見え方を確認
付属のアダプタにスマートフォンを接続しただけの見え方です。
※望遠鏡には接続していない状態
アダプタ使用のコツ1
マクシー60の本体が軽量なので、ちょっとしたはずみで動かないようにネジやバンドをしっかり固定しておくと、ぐっと観測しやすくなります。
スマホカメラのレンズとアダプタの穴がずれないように、バンドでガッチリ固定します。

アダプタ使用のコツ2
アダプタを接眼レンズにかぽっと被せて、動かないようにネジで固定。ここもガッチリ閉めます。

ガッチリ固定
撮影時はこのような感じです。
どこかにゆるみがあると、スマホのカメラがずれて視野が安定しません。

まずはスマホなしで練習
地上にある木などを視野に入れて、ピントを合わせる練習をしてみましょう。
それができたら、
目標(月)の真下の風景を視野に入れてピントを合わせ、、
覗きながらそのままぐーっと望遠鏡を上にずらしていくと、、

見えました!
接眼レンズに先ほど用意したアダプタ付きのスマホをつけて撮影。
明るい時間でも美しい月が観察できました。

ピント合わせはゆっくりと
フォーカサーは、ゆっくり回すのがポイントです。
ピントが合うと、細かな部分までくっきり見えます。

いよいよ夜の撮影
日中よりも一層明るく見えます。
なのでスマホだけだと、明るすぎて輪郭が写りません。
昼の間に練習していた要領で、地上の風景であたりを付け、徐々に高いところへ視界を上げていきます。

クレーターがくっきり
見えました!
明るいうちに練習していると、簡単に操作することが出来ます。
ちなみに、、、
半月の呼び方に、上弦と下弦がありますが、どちらかわかりますか?

上弦の月
月が沈むときに、弓の弦にあたる部分が向いている方向で判断します。
今回は、弦(まっすぐな部分)が上側なので「上弦の月」です。

満月はのっぺらぼう
別の日の月です。
雲が多かったですが、観察してみました。
上弦の月と比べると表面に凹凸がなく、つるりとしています。
半月の方がクレーターがはっきり見えるのは、地球でいうと朝方や夕方のほうが影が長くなるのと同じようなことです。
満月の時は、昼間に真上から太陽に照らされている状態に似ています。影が短くなりますよね!
月の海(黒く見える部分です)の形を観察するのも楽しいです。
餅つきウサギ、カニ、女性の横顔、、
どんなふうに見えますか?



自宅のベランダから
街中の自宅のベランダからでも、明るい時間に望遠鏡で月を眺めることができます。

下弦の月
海の部分が広いです。
上弦の月のときに隠れていた地形がよく見えます。
明るい空と夜空とでは、同じ形の月でも印象がガラリと変わり、
同じように見える月も、観察を重ねるうち、少しづつ違っていて、同じ月がないことがわかってきます。

月面散歩
月の地形を覚えると、地図を眺めるのが楽しいのと同じように、
月面を散歩するような気持ちになります。

RECOMMENDED ITEM [1]
SIGHTRON MAKSY60
サイトロン マクシー60 学習天体望遠鏡キット
小型・軽量で、お部屋の中でもコンパクトに収納でき、
インテリアにもおすすめのおしゃれなルックス。
持ち運び簡単なので、ベランダや庭先はもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンで手軽に観測が出来ます。

望遠鏡の中身が見えることで、
光がどのように反射してアイピースに向かうのか、仕組みが視覚的にわかります。
商品ページはこちら

RECOMMENDED ITEM [2]
SIGHTRON NEWTONY
サイトロン ニュートニー 学習天体望遠鏡キット
マクシー60よりもう少し小型のタイプで倍率は20倍。
およそ400年ほど昔にガリレオが覗いていたのも、倍率14倍や20倍だったそうです。

スマートフォンを使って簡単に天体の写真を撮影することが出来ます。
商品ページはこちら



SIGHTRON サイトロン
サイトロンは、1994年にアメリカで創設されたライフルスコープ類や双眼鏡の専門メーカー。
険しい山岳地帯の過酷な環境に数週間滞在するような、過酷な環境に耐えられる高い耐久性と優れた光学性能を持ったサイトロン製品は、
ハンティングの世界だけでなく、
天体観測や野鳥観察、林業、電力会社などの産業関係など幅広い分野で高く評価され、
現在ではアメリカだけでなく、
EU諸国、オーストラリア、日本など世界中で愛用されています。